応募要領(暫定版)

応募要領

応募締め切り、最終発表会

  • 応募締め切り: 3月18日 0:00
  • 最終審査会、表彰式(オンライン): 3月31日 15:00~

チャレンジ全体で目指すこと

本チャレンジを通して説明付きで質問に答えるAIシステムの実現を目指す。

チャレンジタスク

・3つのタスクを設定していますが、これらに順番はありません。
・自分が取り組みたいタスクに取り組み、できた作品を応募してください。
・サブタスクのどれか一つ、あるいは部分的な取り組みでも応募を歓迎します。

 

  • ・タスク1:危険な状況の検出(1-1~1-3のどれか一つで応募可能)
    • 1-1.提供されるナレッジグラフや動画から危険な状況を検出する。
    • ・高齢者にとって事故につながる可能性の高い環境、動作、その組み合わせを検出する。
    • ・動画に対しては、フレームID、ナレッジグラフに対しては部分グラフを出力する。
    • 1-2.検出した状況がなぜ危険な状況なのか理由を説明する。
    • ・人の動作、対象となるもの、その関係をグラフ構造や自然言語で説明として出力する。
    • 1-3.解決策を提示する。
    • ・危険な状況が改善されたナレッジグラフや対象となる動作や物の代替案を自然言語で表現したものを出力する。

 

  • ・タスク2:生活行動ナレッジグラフの作成(どれか一つで応募可能)
    • 2-1. 生活行動を表現する自然言語による記述から、標準スキーマに準拠した生活行動ナレッジグラフを作成する。
    • 2-2. 生活行動を表現する自然言語による記述から、VirtualHome などのシミュレータを用いて動画を作成する。
    • 2-2. 既存の生活行動ナレッジグラフから、自然なより長い生活行動ナレッジグラフを作成する。

 

  • ・タスク3:定量的評価基準の作成(どれか一つで応募可能)
    • 3-1. どのような状況がより危険であるか示す数値指標を作成する。
    • 3-2. 出力する代替案が、どれだけ安全・安心で、主人公の目的達成を妨げないかを示す
      数値指標を作成する。

タスク実行条件

  • ・ナレッジグラフを独自に拡張することも可能(常識知識の追加など)
  • ・対象ナレッジグラフに不具合があればプルリクエスト可

提出物

応募要領に沿って以下の情報をご提供ください。

  • 1.応募者に関する情報
  • 2.取り組んだタスク
  • 3.推論・推理過程の説明
    • ・プログラムのログなどを用いてポイントを解説してください。
    • ・推論・推理のために応募者が追加した知識があれば、それについて記載してください。(ただし、追加した知識の公開は必須ではありません)
  • 4.実行プログラム  
    • ・スタンドアロンアプリケーション、サービス、ソースコードを可能な範囲で提出してください。
  • 5.資料の共有の可否
    • ・応募いただいた「作品応募シート」および「プログラム等」について、可能であれば、ナレッジグラフ推論チャレンジのサイトで公開させていただきたいと考えております。(※)応募シートのフォームにご入力の上お知らせください。
    • ※ナレッジグラフ推論チャレンジ関連イベントで応募資料の一部を使用させていただくこともあります。
    • ※応募シートの内容を記載したPDFファイルを電子メールにて以下にご提出下さい。 (シート作成に使用するソフトウェアは問いません)
      送付先:kgrc[あっと]knowledge-graph.jp

審査基準(暫定版)

  • ・タスク共通
    ・技術的な工夫
     - 推論の仕方
     - 拡張した知識
   
  • ・タスク1:危険な状況を検出するシステムの評価
    ・公開されたデータについている危険な状況を正しく判断できたか?
    ・あらかじめ準備された非公開の評価用ナレッジグラフに対して提出されたシステムが、
     危険な状況を正しく判断できたか。
    ・専門家が危険だと考える危険な状況と同じことを指摘できたか
     - 正しく危険を指摘しているか?
     - 危険の理由, 状況を正しく指摘しているか?
     - 妥当な危険の回避方法を示しているか?
     - 示されている回避方法は、
      ・目的達成を阻害しないか?
      ・幸福度を下げないか?
    ・示されている回避方法は、一般の人にとって目的達成を阻害しない、幸福度を下げないと考えられるか。

 

  • ・タスク2:生成された生活行動ナレッジグラフの評価
    ・自然言語データから生活行動ナレッジグラフを生成した場合、元の自然言語データと一致しているか。
    ・より長い、 妥当な生活行動ナレッジグラフができているか。

 

  • ・タスク3:定量的評価基準の評価
    ・応募された評価基準をもちいて、危険な状況を判定するシステムとして応募された作品を評価して、専門家が納得する評価を示すことができるか。
  • ・書類審査+プレゼンで評価
  • ※参加者による当日審査を実施する予定です。
    チームから少なくとも1名は審査会(2023年3月31日開催)にご参加ください。
    但し、応募多数の場合は、発表は書類審査による優秀作品に限らせていただきます。